2014年4月28日月曜日
【小林よしのり】「恋愛禁止条例」から「恋愛スルー条例」へ
「恋愛禁止条例」から「恋愛スルー条例」へ
(その1) http://yoshinori-kobayashi.com/4455/ 4/12
AKB48グループには、
かつて「恋愛禁止条例」というものがあった。
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(その2) http://yoshinori-kobayashi.com/4461/
菊地あやかが卒業を発表した。残念だ。
わしのような年配者には、女として意識できる怪しい色気を持つ
貴重なメンバーだったのに。
菊地あやかは彼氏とのプリクラ流出事件でいったん解雇された。
だが十分に反省し、バッシング覚悟で
もう一度オーディションを受けて、復帰した子である。
AKBの運営が恋愛禁止を言い出したのはこの事件かららしい。
「恋愛禁止条例」というセットリストも
この事件の後に出来たようだ。
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(その3) http://yoshinori-kobayashi.com/4482/
「恋愛禁止条例」を消滅させ、どんな恋愛でも、
男遊びでもスルーしてしまえば、いずれ週刊文春も
スキャンダルを暴かなくなるのかもしれない。
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(その4) http://yoshinori-kobayashi.com/4499/
文芸評論があり、映画評論があり、漫画評論がある。
芸能評論もあるようだが、
大概はゴシップネタの披露に過ぎないような気がする。
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(その5) http://yoshinori-kobayashi.com/4512/
「恋愛禁止条例」は「不文律」とされていた。
不文律とは、暗黙の了解のことであり、
メンバーとファンの双方の心の中で
了解し合っているルールの事だ。
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(その6) http://yoshinori-kobayashi.com/4519/
大人AKB48のセンターが37歳2児の母に決まった。
これは江崎グリコのキャンペーン企画だが、
握手会、劇場公演、コンサートにも参加するらしい。
もはやAKBは秋葉原のアイドルヲタが育てる
マイナーなコンテンツではない。
その時代に出来た「恋愛禁止条例」という村の掟など、
資本主義の波に乗りまくった現在では
邪魔な存在なのかもしれない。
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(その7) http://yoshinori-kobayashi.com/4532/
世の進歩主義的な人々は、
AKB48の「恋愛禁止条例」を不健全だと言う。
「恋愛って自然な人間の感情でしょ?」
「恋愛禁止って人権侵害よね!」
進歩的文化人や、その言説に影響された大衆もそのように言う。
恋愛を推奨するのが、物わかりのいい人間、
文化的に進んだ人間であるかのような錯覚を起こしているのである。
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(その8) http://yoshinori-kobayashi.com/4541/
AKB48メンバーのスキャンダルが発覚した直後に
行われるコンサートは、
必ず微妙な雰囲気を味わうことになる。
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(その9) http://yoshinori-kobayashi.com/4570/
高校野球ではハンカチ王子の人気は圧倒的だったが、
プロの世界では田中将大の実力の方が圧倒的だった。
AKB48のメンバーのほとんどが普通の子であり、
高校野球の選手と同じアマチュアである。
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(その10) http://yoshinori-kobayashi.com/4590/
アイドルは偏見であり、最も強力な偏見は
「恋愛」である。
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(その11) http://yoshinori-kobayashi.com/4592/
アイドルは偏見であり、最も強力な偏見は
「恋愛」である。
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(その12) http://yoshinori-kobayashi.com/4602/
「恋愛禁止条例」はスキャンダルが発覚しても、
運営から「スルー」されるという、
不文律として正しい在り方に軌道修正された。
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(最終回) http://yoshinori-kobayashi.com/4606/ 4/28
世の中には迷いなき信仰を持つ「一神教タイプ」と、
執着を持たない「仏教タイプ」と、
損得しか考えない「唯物論タイプ」の人間がいる。
AKBファンの中にも、大きく分けてこの3タイプがいる。
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アイドルは「恋愛禁止条例」なしには成立しない。
スキャンダル・スルーは「不文律」の完成である。
タダの連載を13回も。みぃちゃんの最後の公式処分以降スルーが続いています。
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